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『SAW X ソウX』のネタバレなし感想/1作目2作目には及ばないけど3作目よりは面白い痛々しいホラー映画
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映画好きな四十郎のおっさん999でございます。

今回は、映画館で鑑賞したホラー映画『SAW X ソウX』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。

私は、3作目まで鑑賞して、それ以降の作品を観ておりません。

そんな状況の私ですが、本作は時系列的に、1作目と2作目の間にあたるということで、今回鑑賞してみました。

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『SAW X ソウX』について

原題:『SAW X』

製作:2023年アメリカ

日本公開日:2024年10月18日

上映時間:1時間58分(118分)

オススメ度:★★★☆☆(三つ星)

年齢制限:R15+

予告編動画

簡単なあらすじ

末期がんで余命がわずかと診断されてしまったジョン・クレイマー。

なかなか現実を受け入れることができないまま、ある日、ジョンはがん患者のセラピーに参加。

そこで知り合った男性と街中で、偶然、再会する。

その男性も末期がんだったにも関わらず、見るからに健康体だった。

どうやら、アメリカ国外で、非認可の治療を受けて完治したらしい。

情報を男性からもらい、藁にも縋る思いで、新しい治療を試みているという医者に連絡。

そして、医者から連絡があり、ジョンはメキシコへ向かう。

ジョンは医療処置を受けて、無事に成功したかに見えたのだが、ある日、処置を受けた場所へ足を運ぶと、そこはもぬけの殻。

そこで、ジョンは自分が騙されたことを知る。

ジョン・クレイマーは、命を粗末に扱った彼らに対し、ジグソウとして、ゲームを仕掛ける決意をする。

スタッフ

監督:ケヴィン・グルタート

脚本:ジョシュ・ストルバーグ、ピーター・ゴールドフィンガー

製作:マーク・バーグ、オーレン・クールズ

製作総指揮:ジェームズ・ワン、リー・ワネル、ダニエル・ジェイソン・ヘフナー、ケトゥラ・ケスティンステイシー・テストロ、ジェイソン・コンスタンティン、グレッグ・ホフマン

音楽:チャーリー・クロウザー

製作会社:ツイステッド・ピクチャーズ

配給:ライオンズゲート

キャラクター:キャスト

ジグソウ/ジョン・クレイマー:トビン・ベル

アマンダ・ヤング:ショウニー・スミス

セシリア・ペダーソン:シヌーヴ・マコディ・ルンド

ガブリエラ:レナータ・バカ

ジョシュア・オカモト:ジョシュア・オカモト

ヘンリー・ケスラー:マイケル・ビーチ

パーカー・シアーズ:スティーヴン・ブランド

マーク・ホフマン:コスタス・マンディロア

おっさんのネタバレなし感想

3作目以降の作品よりは頑張っている

『ソウ SAW』と『ソウ2 SAW II』について、私はかなりの傑作だと思っております。

1作目は、アメリカで公開された当時、とても話題になって、日本で公開された際も反響が凄かった。

当時、映画館で鑑賞することができなかったのですが、レンタルで鑑賞して「そりゃ、話題になるわ……」って納得のクオリティーでございました。


2作目について、1作目を超えることはできないと私は判断し、映画館での鑑賞をスルー。

再びレンタルで2作目を鑑賞した時に、「どうして映画館で観なかったんだ……」と激しく後悔しました。

それくらい2作目のクオリティーも素晴らしかった。


3作目は、タイミングがあわず、映画館で鑑賞できなくて、レンタルで鑑賞して……1作目と2作目は神がかっていたんだなぁ……と、そう思った記憶。

1作目と2作目は、ホラー要素や痛々しい演出が存在するものの、そちらがメインではなく、ミステリー要素が強めの作品。

ただ、3作目は残虐描写に力を入れた感じになっており、私は3作目でシリーズを追いかけるのを辞めた人間です。

4作目以降は鑑賞していないので、噂を伝え聞く程度なのですが、やはりグロ描写メインの作品となっているとのことで、これからも鑑賞することはないと思います。


さてさて、本作について、1作目と2作目の間の物語であるということ、ホラー界隈では注目度の高い作品ということで、今回、映画館で鑑賞することにしました。

1作目と2作目には及ばないものの、本作は3作目よりは面白く作られております。

個人的には、途中でダレることもなく、最後まで楽しく鑑賞することができました。


ミステリー要素がきちんとありますので、1作目2作目が好きな方は、ある程度、楽しむことができます。

また、痛々しいシーンもあるので、3作目以降のシリーズ作品が好きな方も、満足のいく完成度だと思います。

『ソウ SAW』という作品の根本は一体何なのか……それを分析して、製作されている作品です。


シリーズを追いかけている方は鑑賞して損はしないと思うクオリティーの映画ですね。

ジョン・クレイマーの物語

1作目2作目におけるジグソウは、デスゲームを仕掛けてくる謎の人物という印象で、ストーリーも、ゲームの参加者視点から、基本的には展開していきます。

本作は、今までの作品とは異なり、ジョン・クレイマーという人物の視点から、物語が紡がれています。

ジョン・クレイマーというキャラクターの強靭さと弱さ、人間的な葛藤など、ひとりの人間として描かれている点は、好みが分かれるかもしれません。

今までのデスゲームのテイストとは、少し異なるところは注意が必要かも?

ラストにモヤモヤが残る

本作は、1作目2作目に頑張って迫っていて、好印象なのですが、ラストの展開だけは、ちょっと受け入れることができない。

メインヴィランともいうべき、本作のメインキャラクター、セシリア・ペダーソンは、完全なる悪なんですよね。

彼女が、様々な人物を巻き込んで、詐欺行為を繰り返していたわけですが、彼女の最期について、ちょっと納得できませんでした。

おそらく、こうなるのだろう……と思うことができる展開ではあるのですが、凄く中途半端なんですね。


なぜ、はっきりと最後まで描写しなかったのだろう……と首を傾げてしまったのですが、どうやら『Saw XI』の製作が決まっているようで、もしかしたら、そちらの都合を優先したのかもしれません。

個人的には、ラストでかなり損をした映画という印象になってしまい、とても残念です。

口コミレビューや評価

下記サイトで『SAW X ソウX』レビューや評価をチェック!

Filmarks

映画.com

今回のネタバレなし感想のまとめ

1作目2作目を超えることはできなかったものの、そこへ迫ろうと頑張っている感じがあって、少なくとも3作目よりは好きな映画です。

だからこそ、最後まで、きちんと製作して欲しかったなぁ……。

『ソウ SAW』シリーズを追いかけている方はもちろん、1作目と2作目が大好きな方にも、オススメできる作品となっていると、個人的には思っております。


という事で、今回は『SAW X ソウX』のネタバレなし感想でした。

そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさん999でした。

それでは、しーゆー!

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