映画好きな四十郎のおっさん999でございます。
今回は、シリーズ9作目となる『ヘルレイザー レベレーション』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。
1作目からピンヘッドを演じていたダグ・ブラッドレイが降板した本作は、巷の評判がかなり悪い作品となっております。
目次
『ヘルレイザー レベレーション』について
原題:『HELLRAISER: REVELATIONS』
製作:2011年アメリカ
日本公開日:2012年3月3日
上映時間:1時間15分(75分)
オススメ度:★★★☆☆(三つ星)
年齢制限:R15+
予告編動画
簡単なあらすじ
家出した青年ニコとスティーブンは、メキシコに行った後、消息を絶つ。
心配したスティーブンの両親は探偵を雇うのだが、結局、スティーブンが撮影したと思われるビデオカメラと映像、彼らの所有物と思われるものだけが見つかった。
その映像には、ニコが箱の形をしたパズルを解いて、その後に、頭部に無数の針を刺した奇妙な男性が現れる様子が記録されていた……。
あまりにも奇妙な映像に、スティーブンの両親は、彼の存命を諦める。
一方、そんなことを知らないスティーブンの妹は、諦めることができない。
そんな彼女の前に、あの箱の形のパズル<ルマルシャンの箱>が出現する……。
本作を視聴できる動画配信サービス
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スタッフ
監督:ヴィクター・ガルシア
脚本:ゲイリー・J・タリクリフ
原案:クライブ・バーガー
製作:アーロン・オックマン、キンバリー・オグレトリー、ジョエル・ソアソン
撮影:デヴィッド・A・アームストロング
音楽:フレデリック・ウィードマン
キャラクター:キャスト(出演者)
ロス・クレイヴン:スティーヴン・ブランド
スティーヴン・クレイヴン:ニック・エヴァスマン
ピーター・ブラッドレー:セバスチャン・ロバーツ
エマ・クレイヴン:トレイシー・フェアラウェイ
ピンヘッド:ステファン・スミス・コリンズ
ケイト・ブラッドレー:サニー・ファン・ヘーテレン
その他:ダイエル・ブラン、ジョリーン・アンダーセン
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クライヴ・バーカー『ヘルレイザー』シリーズ作品一覧
『ヘルレイザー』シリーズの作品一覧を、ひとつの記事として作成しております。
興味のある方は、そちらの記事をお読みいただけると嬉しいです。
1~3作目の感想は、ライブドアブログにて投稿しております。
おっさんのネタバレなし感想
1作目のリブート的作品
本作は、今までのシリーズ作品を観なくても単体で鑑賞することができるようになっております。
この点は、個人的には好印象でございます。
『ヘルレイザー レベレーション』は、カルト映画として有名な1作目『ヘル・レイザー』のリブート的な作り方になっていて、そこに驚きました。
1作目を今風にリメイクしようと頑張った点は、なかなか良かったものの、上手くいかなかった感が拭えない作品。
ストーリーそのものは、細部に違いはあれど、大まかには、それほど変更されていないんですね。
だから、本来であれば、本作はそれなりのホラー映画に仕上がるはずなのですが、そうはなっていない。
1作目は、主人公カースティの視点と、肉体を失ったフランクの視点からストーリーが展開。
物語の軸に<ルマルシャンの箱>と魔道士(セノバイト)を用意していて、不気味さを漂わせております。
本作の場合、物語の軸が家族愛となっていて、<ルマルシャンの箱>や魔道士を抜きにしても、ストーリーが成立してしまう点が、本作の失敗に繋がっているように思います。
重要な要素のはずの<ルマルシャンの箱>と魔道士が、取ってつけたような感じになっていて、違和感が凄い。
そのため、観客の要望に応えきれておらず、結果、低い評価になってしまったのではないでしょうか。
1作目をリメイク、リブートしようとした試みは良かったのですけれども。
物語が進まない
個人的には、巷の評価ほど、悪い印象はないのですが、ストーリーの進行具合が非常にのんびりしている点が気になりました。
本作は、一軒家が舞台となっている、一種のソリッドシチュエーション作品となっております。
それを活かすことができず、ゆっくりと家族の物語が進行するだけとなっており、退屈な作品になってしまっている。
スティーブンが撮影した映像が、時々、挿入されるので、マシではあるのですが……。
また、展開される家族の物語が、中途半端で、一体、何を描きたいのか、わからない点も、なかなか疲れました。
感情の起伏がわかりやすいピンヘッド
本作の低評価のひとつに、新しいピンヘッドに対する拒絶が挙げられると思います。
本作に登場するピンヘッドは、わかりやすいキャラクターになっております。
1作目から3作目まで鑑賞している私の今までのピンヘッドの印象は、あまり感情を表に出さず、何を考えているのか、わからない。
どっしりと構えており、予想外のことが発生しても、驚きはするものの、冷静に対応する人物という感じです。
本作のピンヘッドは、感情を割と表に出すし、表情もかなり豊かになっております。
それはそれで、不気味な感じがあるので、個人的にそれほど悪いとは思いませんでした。
しかしながら、ダグ・ブラッドレイのピンヘッドが強烈すぎて、本作のピンヘッドに対して「違う!」と拒んでしまう気持ちもわかる。
この部分を受け入れることができるかどうかで、本作の評価が分かれるかもしれません。
口コミレビューや評価
下記サイトで『ヘルレイザー レベレーション』レビューや評価をチェック!
今回のネタバレなし感想のまとめ
悪くはないのですが、ヘルレイザーを鑑賞している感じが、ほとんどしないため、満足度が低くなってしまう……そんな作品ですね。
チャレンジしようと模索している点は良いのですが、なかなか難しい。
短い時間でサクサクと鑑賞できる作品なので、気楽に鑑賞するときにオススメできる作品かな?
という事で、今回は『ヘルレイザー レベレーション』のネタバレなし感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
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