映画好きな四十郎のおっさん999でございます。
今回は、2017年に発売された台湾の大ヒットホラーゲーム『返校』を実写映画化したホラー映画『返校 言葉が消えた日』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。
ちなみに、私は、原作のゲームについて未プレイでございます。
また、Netflixで配信している、ドラマ版『返校』の感想ではありませんので、ご注意くださいませ。
目次
『返校 言葉が消えた日』について
原題:『返校』『DETENTION』
製作:2019年台湾
日本公開日:2021年7月30日
上映時間:1時間43分(103分)
年齢制限:R15+
オススメ度:★★★★☆(四つ星!)
予告編動画
簡単なあらすじ
1962年――独裁政権のもと、国民のあらゆる自由が制限されていた時代の台湾。
いつの間にか眠りに落ちていた女子学生のファン・レイシンは、放課後の教室で目覚める。
校舎に人の姿はなく、まるで異世界のような雰囲気に戸惑うファン。
校内を一人で彷徨っていると、「秘密の読書会」のメンバーである男子学生ウェイ・ジョンティンと遭遇する。
二人で学校からの脱出を図るも、道が閉ざされており、外へ出ることができない。
異世界から逃げるために力を合わせる二人だったが、やがて、恐ろしくも哀しい真相にたどり着くのだった……。
本作を視聴できる動画配信サービス
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スタッフ
監督・脚本:ジョン・スー
プロデューサー:リー・リエ、アイリーン・リー
キャラクター:キャスト(日本語吹き替え版声優)
ウェイ・ジョンティン:ツォン・ジンファ(花江夏樹)
チャン・ミンホイ:フー・モンボー(保志総一朗)
ファン・レイシン:ワン・ジン(田所あずさ)
イン・ツイハン:チョイ・シーワン(今井麻夏)
ホアン・ウェンション:リー・グァンイー(小笠原仁)
ヨウ・ションジエ:パン・チンユー(酒井広大)
バイ教官:チュウ・ホンジャン(喜多田悠)
返校 言葉が消えた日 (字幕版)
おっさんのネタバレなし感想
怖いというより不気味なホラー映画
本作は、視覚的なホラーではなく、雰囲気系のホラー映画でございます。
クリーチャーのような存在や、変わり果てた姿で主人公を翻弄する同級生たちなど、一部ビジュアルホラーのような演出はあるものの、そのような部分は少ない感じ。
別世界のように変貌してしまった学校の異様な空気感を堪能するタイプのホラー映画です。
そのため、怖い映画……というよりは、不気味な映画って印象がありますね。
雰囲気系ホラー映画が大好きな方にはオススメできる作品となっております。
前置きがない見やすい映画
本作は、前置きがほとんどなく、本編に突入するので、とても見やすいホラー映画です。
序盤は、もちろん、映画の世界の説明と人物紹介があったりしますが、特に長いわけではないところが、とても良かったですね。
ホラー一辺倒ではなく、どうして異世界に迷い込んだのか……他のみんなはどうなったのか……など、ミステリー要素が散りばめられており、現実世界と異世界を交互に見せる構成が素晴らしかった。
謎解きがメインで、そこにホラー要素がプラスされている……そんな作品。
一体なにがあったのか……登場人物たちと一緒に推理するタイプの映画で、個人的には、満足度の高い映画でございました。
色々と考えさせられる映画
実際に1987年までに行われていた政治的弾圧が題材になっている本作。
エンタメ作品として、非常にクオリティーの高い映画でありますが、一方で、色々と考えさせられる作品になっています。
謎をひとつずつ解いていくたびに、悲劇に突き進んでいくストーリーは、本当に切ない。
映画を見終わった後に、政治について様々な考えや感情が湧き上がる、そんな作品ですね。
口コミレビューや評価
下記サイトで『返校 言葉が消えた日』レビューや評価をチェック!
今回のネタバレなし感想のまとめ
原作のゲームをプレイしていなくても、十分に楽しむことができるホラー映画です。
映画を鑑賞して深く考えたいという方にオススメしたい作品。
という事で、今回は『返校 言葉が消えた日』のネタバレなし感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
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