映画好きな四十郎のおっさん999でございます。
今回は、ずっと気になっていたホラー映画『呪術召喚/カンディシャ』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。
何かのDVDをレンタルした時に予告編が入っていて、なぜか「領域展開!」していた本作。
YouTubeで視聴できる予告編には、領域展開の文字はなかったのですが、それが気になっていて、いつか鑑賞したい!って思っておりました。
予告編が結構面白そうだったので、それなりに期待しての鑑賞でございます。
目次
『呪術召喚/カンディシャ』について
原題:『KANDISHA』
製作:2020年フランス
日本公開日:2021年10月30日<「シッチェス映画祭」ファンタスティック・セレクション2021作品>
上映時間:1時間25分
オススメ度:★★★★☆(四つ星!)
年齢制限:R15+
予告編動画
簡単なあらすじ
ティーンエージャーのアメリは親友ふたりと、いつも秘密の場所で、スプレー片手に壁にイラストを描いていた。
その日もいつものように、壁にイラストを描写していた。
帰り際に、アメリは未練を残したまま、この世を去り、悪魔と契約して復讐を成し遂げた邪悪な存在<カンディシャ>の怪談を耳にする。
ある日、アメリは元カレに暴力を振るわれ、命からがら元カレから逃げ出す。
帰宅したアメリは、怒りのまま、<カンディシャ>召喚の儀式を行ってしまう。
アメリにとって、それは単なる憂さ晴らしだったのだが、翌日、元カレが絶命したことを聞いて、アメリは戦慄するのだった……。
本作を視聴できる動画配信サービス
U-NEXT『呪術召喚/カンディシャ』会員の方でも、追加料金が必要となります。
配信期限がありますので、視聴の際は注意してください。
本ページの情報は2023年4月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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会員の方は、本作を見放題にて鑑賞することができます。
配信期限がありますので、視聴の際は注意してください。
紹介している作品は、2023年4月時点の情報です。
現在は配信終了している場合や、動画レンタル・動画購入対象作品に変更している場合もありますので、詳細はHuluの公式ホームページにてご確認ください。
Amazonプライムビデオ『呪術召喚/カンディシャ』(字幕版)
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スタッフ・キャスト
監督・脚本:ジュリアン・モーリー、アレクサンドル・バスティロ
出演者:マティルド・ラ・ミュス、サマルカンド・サアディ、スージー・ベンバ
呪術召喚/カンディシャ(字幕版)
おっさんのネタバレなし感想
雰囲気系ホラー映画にグロ描写がプラス
本作は『屋敷女』という映画の監督が参加しているらしく、グロ描写に力が入っております。
私は『屋敷女』については未見でございまして、その映画がどれくらいグロかったのかはわかりません。
『屋敷女』を見た人からすると、本作のグロ描写は、それほど強烈ではない感じ。
ただ、私のような、基本的にグロ描写NGの者からすると、本作のグロ描写は十分にエグかったです。
グロ描写中心の映画ではないので、まだ鑑賞できますが、苦手な人は注意が必要です。
本作は、基本的に雰囲気系ホラーとなっております。
グロ描写はあるけれど、どちらかというと、おまけに近いかな?
不気味な雰囲気を楽しみつつ、時々、グロ描写でビックリする……本作はそういう系統の映画です。
雰囲気系ホラーがお好きで、かつ、ある程度、グロ描写に耐性がある方であれば、結構、楽しめる作品なのではないでしょうか?
ただし、動物好きは注意しないといけないワンシーンがありますので、気を付けてください。
ユニークな緊張感のあるホラー映画
ホラー映画といえば、通常は主人公一行の命が狙われ、どうやって切り抜けるか……そこがストーリーの要になると思います。
本作の場合、主人公たちが、本作に登場する悪魔<カンディシャ>に狙われることはありません。
狙われるのは、あくまで主人公たちの周囲にいる男性たちです。
そのため、本作でのハラハラドキドキ感は、他のホラー映画とは、ちょっと違うテイストになっております。
主人公は死なないのだけど、自分のせいで次々と男性たちの命が奪われていく。
それを防ぐために奔走するけれど、どうやって良いかわからない……不安、焦燥、怒り……主人公がターゲットでないにも関わらず、全体的に緊張感がある点は良かったですね。
ただ、ひとつ残念なのが、襲撃される男性陣の掘り下げが甘いため、作品に感情移入しにくい点。
主人公の血縁者であれば、観客の想像により、恐怖が補完できるのですが、単なる友人となると、ちょっと難しい。
どれだけ親しいのか、本作の前半だけでは、わかりにくく、主人公たちと観客の間に、感情の温度差が生まれてしまっている部分は気になりました。
<カンディシャ>のデザインが格好良い
本作で登場する悪霊<カンディシャ>の衣装が、とても格好良いんですよね。
個人的に、本作の<カンディシャ>で、ちょっとしたホラー映画のシリーズを製作して欲しいくらいに、好みでございました。
演じている方も雰囲気があって、妖艶で、とても良かったですね。
セリフはなく、口元も隠しているので、目と動きだけで<カンディシャ>を演じていらっしゃるのですが、不気味な存在感を放っていて、彼女を見るだけでも、本作の価値はあるかも?って思ってしまった。
呪術で襲撃するのかと思いきや、予告編を見てもわかる通り、<カンディシャ>さん、武闘派ということで、「カッコイイ!!」って、余計にテンション上がってしまいました。
ストーリー展開が少し遅い
前半部分は、主人公たちがどのような人物なのか、どういった環境なのか……それらを説明することに、時間が割かれております。
物語が動き始めるのが、映画がスタートしてから約25分後、結構のんびりしております。
そのため、あまり興味がないけれど、とりあえず見てみるか……という方は、すぐに視聴を止めてしまうかもしれません。
ギリギリ退屈ではないけれど、冗漫ではある前半部分を乗り越えると、怖くて面白いホラー映画になるので、ちょっと頑張って頂きたいところ。
Yahoo!映画での口コミレビューや評価
ヤフー映画『呪術召喚/カンディシャ』でレビューや評価をチェック!
今回のネタバレなし感想のまとめ
そこそこ期待して鑑賞したところ、予想以上に怖くて、面白いホラー映画でございました。
B級映画なので、多くの方にオススメできる作品ではありませんが、B級作品を嗜んでいる方はチャレンジして欲しい映画です。
という事で、今回は『呪術召喚/カンディシャ』のネタバレなし感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
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