
ども、映画好きな四十郎のおっさん999です。
今回はホラー映画『ドント・スクリーム』という作品のネタバレなし&ネタバレあり感想を書いていきませぅ。
はたして、どのような地雷映画だったのか??
目次
『ドント・スクリーム』概要
原題:『RECOVERY』
製作:2016年アメリカ
日本公開日:???
上映時間:1時間20分
オススメ度:★★☆☆☆(二つ星)
『ドント・スクリーム』の予告編動画
『ドント・スクリーム』のあらすじ
高校生活最後の夜を迎えたジェシー。卒業パーティーで彼氏が浮気をしでかし、イライラを募らせるジェシーは、そこで同じ女性に彼氏をとられたキムと知り合う。
意気投合したジェシーとキムは、チェックのゆるいクラブではっちゃけることにした。
クラブには、2人の他に、ネットで知り合ったローガンと、ジェシーの弟であるマイルズも同行。
楽しい時間を過ごしていたが、キムがジェシーのスマホを持ち出し、姿を消してから雲行きが怪しくなる。
キムの身を案じて、3人はスマホの追跡アプリを使って捜索を開始するのだった。
今回利用した動画配信サービス

Amazonプライム・ビデオ
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スタッフ・キャスト(出演者)
監督・脚本:ダレル・ウィート
脚本:カイル・アリントン
キャスト:カービー・ブリス・ブラントン、サミュエル・ラーセン、レイチェル・ディピロ、アレックス・シェイファー、ジェームズ・ランドリー・ヘバート

ドント・スクリーム(字幕版)
『ドント・スクリーム』のネタバレなし感想
良くも悪くも普通のB級映画
『ドント・ブリーズ』がヒットしちゃったから、安直に「ドント~」シリーズを生み出す日本映画業界。
嫌いではないですぜ。
そんな訳で、『ドント・ブリーズ』便乗邦題を付けられてしまった映画『ドント・スクリーム』な訳ですが、これが意外と悪くありませんでした。
さすがに『ドント・ブリーズ』には敵いません。敵わないのですが……。
全体的に可もなく不可もなしといった仕上がりの映画でした。がっつり地雷映画を覚悟していたので、ちょっと拍子抜けでしたね。
本当にフツーのB級映画。それ以上でもそれ以下でもないっていう。
アイデアに目新しいものはなく、ストーリー展開も平凡です。しかし、シナリオが思ったより上手だなぁという印象。
一部、グロ描写があるので、そこは注意が必要になります。
時間があったら鑑賞してみても良いのでは?って感じの映画です。
ラストまで鑑賞できるので脚本はまずまず
前半に関しては確かにのんびり進行で、後半に展開を詰め込みすぎている印象はあります。
しかし、だからといって前半が退屈なのかと言われると、おっさんはそう感じませんでした。
登場人物たちの会話がポンポン続き、それがちょっとだけ「ふふ……」っていうような、微笑ましいやり取りになっています。
なので、特にダレると感じることもありませんでしたし、最後まで何の苦もなく鑑賞することができました。
そういう意味では、脚本は他のB級映画C級映画に比べて上手なはずなんですよね。ただ詰めが甘いのかもしれません。
ストーリー上の捻りがあって好印象なのですが、すぐ観客に見抜かれてしまうので、やはり詰めが甘いのかな?
主人公の弟が抜けている

主人公ジェシーの弟であるマイルズ。ある程度、テクノロジーに詳しいキャラクターなのですが、彼の動かし方がまずい。
マイルズが気をつけていれば、ジェシーたちも大変な目に遭わずにすんだのに、彼のたった一回のミスで、ジェシーたちはクレイジーな経験をすることになってしまいました。
いや、まてまてまて!!!
反射的に画面に突っ込んでしまった。
明らかに異様なものが目の前に広がっているのに、なぜ、何も感じないのか。そこに一種の恐怖を覚えましたな。
さすがにスルーするにしては、気持ち悪すぎるわー。
ラストは好き嫌い分かれます
本作の結末については、一定の評価をしている方と、私のようにイマイチ勢がいますね。
本作のエンディングについては、好きか嫌いか、はっきりと分かれるところ。
私は、納得できない部分があって、『ドント・スクリーム』のラストは嫌いです。
ここに、もう一捻りあれば、ある程度の評価はできたのに、色々と細かい部分で勿体ないことをしているなぁって感じました。
いや、それはないやろ。
そんな風にツッコんでしまう展開でございました。
『ドント・スクリーム』のレビューや評価
「恐ろしさ」も「グロさ」も全く不足しており途中で飽きてしまうような展開が続きます
YAHOO!映画
テンポも悪いし映像もチープで、イイところを見付けるのが難しいほどのオソマツクンだった
YAHOO!映画
最初から最後まで都合よすぎ。不自然。
YAHOO!映画
『ドント・スクリーム』のネタバレなし感想のまとめ

ラストを除けば、まぁ、普通のホラー映画って感じですね。
B級映画やZ級映画を普段から嗜んでいる方であれば、最後まで問題なく鑑賞できる作品。
ただし、オススメすることはできないので、暇があればチャレンジしてみては?って感じですね。
という事で、ここまでは『ドント・スクリーム』のネタバレなし感想でした。
これより下には、ネタバレありの感想を書いております。おっさん999のネタバレあり感想に興味がおありの方については、本作の鑑賞を終えた方のみ、ネタバレありの感想に目を通して頂けると幸いです。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
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『ドント・スクリーム』のネタバレあり感想
そんな訳で、ここからはネタバレを含んだ、おっさんの感想を書き連ねていきたいと思います。

『ドント・スクリーム』の最後は個人的にダメだった
本作のラストについて、先にも書いた通り、私は納得できなかったため嫌いです。
というのも、ラストに、ジェシーに殺されたはずのサイコパス一家の長男が復活して、何事もなかったかのようにジェシーとマイルズに襲いかかる。
ジェシーが目を覚ますと、自分と自分の母親が監禁されて、ジ・エンド。
いや。
いやいやいや。
首に思い切りナイフを刺して、父親も生死を確認したであろうはずなのに、ラストにまるで無傷のように立ち振る舞う……
だったら最初からその路線でいきなさいよ!!
なんなん!まるで人間のように振る舞ってからに!!!
ボロボロの状態で現れたのなら納得できるのですが、殺されたシーンをカットし忘れたのか?と思うくらい辻褄が遭わないことにビックリしました。
一番肝心なところで、大失敗をしてしまった感じですね。
なぜ犯人たちの背景を掘り下げなかったのか?
サイコパスファミリーが登場する映画において、悪役であるサイコパスさんたちのキャラクターを掘り下げないと盛り上がらないというのが一般的です。
サイコパス系の作品で一定の評価を得ている作品というのは、やはり犯人たちの背景を何らかの形で劇中に提示されています。
しかし、本作では、そのような描写は一切なく、原題である『recovery』から推測するしかありません。
それでも、考察するほどの情報量がなくて、結局いろいろと考えても不完全燃焼感が否めない。
必要な掘り下げがなされなかった犯人たちは、映画で取り扱うほどのサイコパスではなくなり、本来恐怖を具現化した存在であるはずの悪役たちは、普通の人間に見えてしまう。
そうなると、主人公たちも少し頑張ったら脱出できる・対抗できる状況なので、イマイチ緊張感に欠ける結果になり、作品の仕上がりはフツーになってしまった感じです。
もう少し詰めていれば面白くなる可能性があったので、なんとも残念。
という訳で、今日はここまで。
本当に最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!