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『幽霊ゾンビ』のネタバレなし&あり感想
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ども、映画好きな四十郎のおっさん999です。

今回は『ウワサの真相! 口裂け女』を鑑賞した時に、関連作品としてオススメされてしまった映画『幽霊ゾンビ』をご紹介いたします。

私は全くその存在を知りませんでした。

監督が白石晃士さんらしいので、とりあえず視聴してみましたよ。

Amazonプライムビデオでは、作品時間の横に「2017年」とあったので、てっきり2017年制作の映画かと思いきや、2007年の映画でした。

そんな訳で、邦画ホラー『幽霊ゾンビ』のネタバレなし感想とネタバレあり感想を書いていきたいと思います。

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『幽霊ゾンビ』概要

製作:2007年日本
日本公開日:???
上映時間:70分
オススメ度:★★☆☆☆(二つ星)

本編動画

今回『幽霊ゾンビ』の予告編が見つかりませんでした。しかし、ニコニコ動画に公式チャンネルとして存在している「ホラーちゃんねる」さんが本編動画をアップされていたので、ご紹介します。

2019年12月27日にアップとなっているので、期間限定で視聴が可能だと思います。

もし、Amazonプライム会員でない方の中に、本作を視聴したいという方は、上記の動画を御覧ください。

あらすじ

遠野実花というアイドルのファンをしている中年タクシードライバーの齊藤は、お客さんを目的地まで送り届けた後、林から飛び出してきた民俗学者・平野を車で轢いてしまう。

平野の所持品を持ち出し、遺体を隠した齊藤だったが、事故を起こした翌日、自分の部屋で幽霊になった平野の存在を知ることになる。

ある未練があって、この世界に留まっている平野。

齊藤は平野から解放されたい一心で、平野とともに、主神村へ向かうのだった。

本作を視聴できる動画配信サービス

Amazonプライムビデオ『幽霊ゾンビ』

プライム会員の方は、追加料金なしで鑑賞可能です。

本作は、動画レンタルor動画購入がありません。

配信期限がありますので、ご注意ください。

2023年3月時点の情報です。最新情報につきましては、Amazonにてご確認ください。

スタッフ、キャスト(出演者)

監督・脚本:白石晃士

キャスト:中村知世、ノッチ(デンジャラス)、松本寛也、湯川尚樹、飯塚由衣、平野幽霊(平野ユーレイ)、齊藤ゾンビ、柳ユーレイ

「幽霊ゾンビ」について

映画のタイトルにもなっている「幽霊ゾンビ」とは、実はお化け屋敷をプロデュースしている演出家集団なんですね。

本作に出演している平野幽霊(平野ユーレイ)さんと齊藤ゾンビさんが結成したユニットとなります。

2014年に平野幽霊さんは脱退し、かわりに、いわたかさんという方が入るのですが、いわたかさんも2016年に離脱。

2019年現在、「幽霊ゾンビ」は齊藤ゾンビさんと飼沼滉大さんの二人でお化け屋敷を演出しています。

ちなみに、「心霊ゾンビ」と間違う方もいるみたいですね。

平野ユーレイ氏の現在について

本作に出演されている平野幽霊(平野ユーレイ)さんについて、現在どのような活動をされているか、気になっている方も多いようです。

軽くではありますが、私も気になって調べてみたところ、Twitterは2014年のツイートで更新が止まってしまっているようです。

ブログもないようですので、今はどのようなご活躍をされているかは、正直なところ、わかりませんでした。

おっさんのネタバレなし感想

白石晃士監督とゴア描写好きは評価高し

それでは、おっさんの感想を書いていきます。

Amazon、ヤフー映画、Filmarksなどのページでは、やたらと高評価の嵐でございます。

いや、高評価ではなくて、好評価といったところでしょうか。

うーん、ぶっちゃけてしまうと、正直、映画としての面白さはありませんでした。

それどころか、B級・C級映画の面白ささえも感じることはできず。

やはりZ級ムービーという印象。



評価については、白石晃士監督作品という時点で5点満点中4点から5点を付けている方が多い様子です。

映画を構成している、いくつかのパーツはユニークで良い訳です。

だとすると、問題は俳優陣と演出にあると感じる訳ですね。

本作が雰囲気を大事にする映画であれば、まだこの役者さんたちで、作品にする事ができたはずです。

しかし、そこは白石監督なので、シナリオはハイテンションな訳です。もうバリバリのテンション。

そのテンションを、なぜか演出で描写できていないのです。

役者さんが、終始、中途半端なテンションでお芝居を続けてしまい、本来なら笑えるはずのコメディ部分も失笑になってしまう。

結局のところ、脚本とゴア描写だけパワーがあって、他は完全にパワー不足という作品でした。

どうして、演出部分がこれほど、こじんまりとしてしまったのか。

最後まで、フルスロットルで通して欲しかったというのが、正直な感想です。



幽霊ゾンビ
推しが本当に村にいるか確認するオバマ大統領。

良いところ

幽霊姿は幽霊している

個人的に「お、これは良いな」と感じたのは、民俗学者の平野の幽霊バージョンの姿ですね。

いい感じにぼかされていて、その姿がいかにも「ザ・幽霊!」になっていて、好きでございます。

ここは素直に「さすが、白石監督!」って唸ってしまった。

基本の物語は好印象

アイドルオタクが、自分の推しを助けるという展開は、なかなか良い。

ちょうど2007年前後って、世界的にみても、オタクが活躍する系の物語がホラー映画に限らず、どんどん導入されていきましたからね。

これを早い段階で取り入れた点は、個人的にはグッドでございました。

私も少なからず声優オタク、アニメオタクな訳なので、そこには、ちょっと感情移入しちゃいましたよね。

悪いところ

イマイチ統一感がない

基本的な悪い点については、ネタバレなし感想のところで書いたので、それ以外について。

私がすごく気になったのは、なんか統一されていない感を強く感じた事です。

特にBGMについては、「どうして、このタイミングで入れたの?」「なぜ、こんなテンポの曲をこのシーンで使用したの?」って感じるところが、ちょいちょいありました。

本来、音楽は登場人物の心理状況を代弁したり、物語を盛り上げるために仕掛けられるのが一般的です。

しかし、本作ではシリアスな部分で気の抜けた音楽が流れたりします。

これは計算だったのか?



だとしたら、残念ながら、私にはマッチしていませんでした。

エンドロールの主題歌を流すところも、途中でラジオのような演出が流れる訳ですが、唐突すぎるんですよね。

タクシーというものを意識しているのなら、劇中で、ラジオをかける場面を持ってこないと、どうにも突然感が否めません。

主人公である齊藤を、コントさえできないお笑い芸人に任せたりなど、絶妙に全てのピースがはまっていないという状態に感じました。

レビューや評価

違和感からストーリーに入り込めず、テーマや演出は悪くないのに勿体ない作品でした

YAHOO!JAPAN映画

低予算B級ホラーなだけにチープさはどうしても目立ってしまうが、その限られた範疇で最大限可能な努力をしていたのではないか。

YAHOO!JAPAN映画

これは悪くないでしょう。いや、むしろいい。

YAHOO!JAPAN映画

今回のネタバレなし感想のまとめ

調べてみると、やたらとこの映画、評判が良いんですよね。

私のように「うーん」って評価をしているブログは、「ホラーと共に・・・・」さんくらいですね。

「新・ゾンビの数だけ抱きしめて」さんも良い感じの評価をされています。

最近では珍しく、自分の感覚と世間のセンサーがかけ離れてしまった感想になりました。

映画の趣味に寄るのかもしれませんね。難しいところです。



という事で、ここまでは『幽霊ゾンビ』のネタバレなし感想でした。

これより下には、ネタバレありの感想を書いております。おっさん999のネタバレあり感想に興味がおありの方については、本作の鑑賞を終えた方のみ、ネタバレありの感想に目を通して頂けると幸いです。



そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさん999でした。

それでは、しーゆー!

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◆ネタバレあり感想

そんな訳で、ここからはネタバレを含んだ、おっさんの感想を書き連ねていきたいと思います。

幽霊ゾンビ
パンクの意味を履き違えている青年。彼が全ての原因でした。

意識のあるゾンビ

ノッチ演じる齊藤がゾンビ(鬼の眷属?)になるものの、推しの力なのか、幽霊のパワーなのか、意識を取り戻して、大活躍する齊藤。

意識があって、武器を活用し、色々と考えて、状況を打開しようと奮闘するゾンビは珍しい。

普通であれば、これほど厄介なキャラクターは敵側になるわけですが、本作では最後まで主人公でした。

また、原因を作ったパンク小僧も、何やら意識がある様子。

これは鬼の本体が、パンク小僧の体内に巣食っていたからかもしれません。

しかし、パンク小僧の活躍は、あまりなくて、それはちょっと残念でしたね。

オチなしだと?!

そして、まさか、事態が収拾しないとは、夢にも思いませんでした。

齊藤と平野の目的は、確かにアイドルを地獄から救うというもの。

だから、アイドルを見送ったら、後はどうでもよいという気持ちはよくわかります。

わかりますが、そこは映画なので、せめて形だけでも良いから、結末を用意して頂けないかしら??

あのままだったら、結局、じょじょにゾンビはその活動範囲を広げて、日本滅亡エンドになりますぜ。

そうなったら、推しもどうなるか。

そこは、もうちょっと頑張って欲しかったですねぇ。



そして、最後の遠野実花さんの「またね」という別れの言葉。

またねじゃねーよ。


またはもうこねーんだよ!!!

ってツッコミを入れてしまったのは、内緒です。



という訳で、今日はここまで。

本当に最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさん999でした。

それでは、しーゆー!

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