
ども、映画好きな四十郎のおっさん999です。
今回は日本ホラー映画『カシマさんの呪い -封印された都市伝説-』という作品のネタバレなし&ネタバレあり感想を書いていきませぅ。
一体どんな映画なのか。
ちなみに、製作は、皆さんお馴染みのAMUMO(アムモ)さんですよ!!
目次
『カシマさんの呪い -封印された都市伝説-』概要
製作:2011年日本
日本公開日:???
上映時間:1時間2分
オススメ度:★★☆☆☆(二つ星)
予告編動画
今回、予告編が見つからず、YouTubeムービーのプレビュー映像をご紹介しております。
あらすじ
大学を卒業しても就職できずにいた加山涼子は、ビルの清掃員として働いていた。
そのビルにテナントとして入っている映像制作会社キューブリック。
キューブリックの部長である富士堂は、涼子を正社員として雇うことにする。
会社の小さな寮で生活する涼子は、隣の部屋にいる佐藤緑と仲良くなり、充実した時間を過ごす事ができるようになった。
ある夜、酔っ払った緑が涼子の部屋にやってきて、「カシマさん」という都市伝説を聞かされる。
あくまで都市伝説。
そのはずが、緑から「カシマさん」の話を聞いた夜から、涼子のところに、カシマさんと思しき女性が現れるようになる。
スタッフ・キャスト
監督:関顕嗣
脚本:町野弘幸
キャスト:秋山莉奈、川本淳市、こばやしあきこ、阿部能丸、天異ジン、佐伯めぐみ、金城梨衣子、久川萌香、播田美保

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怖い話「カシマさん」とは?
『カシマさんの呪い -封印された都市伝説-』のネタバレなし感想を書く前に、皆さんは「カシマさん」っていう都市伝説をご存知ですか?
おっさんは、昔から怪談が好きでして、一般的なものは大体知っているのですが、この「カシマさん」については、全く存在を知りませんでした。
インターネットが普及されていなかったら、たぶん知らなかったでしょうね。
カシマさんは、過去に発生した悲惨な事件について、その話を知った者に、電話または夢を通じて、質問を投げかけてくる悪霊のような存在です。
その質問に正しく答えられないと体の一部を奪われ死んでしまうらしい。
流行する怪談・都市伝説に必要な「カシマさんの姿に関する言及」が、元々の噂話になかったため、口裂け女やテケテケに比べて、流行しなかったのかもしれません。
実際、漫画作品『地獄先生ぬ〜べ〜』では、カシマさんの特徴をテケテケにくっつけていたようです。
ちなみに、「カシマさん」の容姿については、後に流布する派生系で言及されたみたいですね。
質問をして答えられないと命を奪われるのは「赤いちゃんちゃんこ」などから影響があるようですし、実際の事件と様々な怪談がくっついて生まれた都市伝説なのかもしれません。
『カシマさんの呪い -封印された都市伝説-』のネタバレなし感想

60分という短さに救われる
邦画ホラーということで、日本産ホラー映画にしては、頑張っている方です。
面白さは、正しく、まぁまぁって感じで、ギリギリ及第点……といったところかな?
そう感じた理由は、鑑賞に挫ける前に作品が終わるからでしょうね。
本作は、「カシマさん」以外のアイデアが全くなくて、それだけで観客を引っ張ろうとしてるんですね。
普通ではあれば、30分から40分もすれば、退屈に感じて鑑賞を辞退するところ。
でも、本作は60分しか尺がないので、割と早いペースで物語が進みます(とはいえ、それでもゆっくり進行なのですが)。
当然、日本映画お得意の意味不明な人間ドラマを挿入する暇がありません。
その結果、幸いなことに、ラストまで鑑賞できるようになっています。
登場人物にへたなバックボーンを付与するのではなく、「カシマさん」に関する設定を、もっと作り込んでいれば、あっという間に終わる良作になったかもしれず、ちょっと残念といった感じですね。
作品舞台が活かされなくて残念
他の方もレビューで書いていたのですが、物語の舞台は映画制作会社なんですよね。
だから、メタ的な視点で物語を進行させるのかと思いきや、制作費を抑えるために、自社オフィスを使用したような感じですね。
そのため、映画制作会社という設定は全く活かされませんでした。
モキュメンタリーっぽく製作した方が、個人的には良かったって思うんですけどね。
秋山莉奈さんは可愛い

本作の主人公を演じているのは秋山莉奈さん。
私は『仮面ライダー電王』の方っていう印象。平成仮面ライダーは『仮面ライダー龍騎』から入ったので、デビュー作品である『仮面ライダーアギト』は知らないんですよね。
で、秋山莉奈さんは、普通に可愛らしいです。
この映画は、もはや秋山莉奈さんのプロモーション映画なのかもしれません。
秋山莉奈さんがお好きな方にはオススメできますね、この映画。
「カシマさん」の都市伝説が雑
本作に登場する「カシマさん」の都市伝説について、おそらく設定が作り込まれていないんですよね。
話のネタとしてなら、断片的な情報だけでも成立するけど、映画には起承転結がありますから、実際に存在する都市伝説でも、映画用に作り込まないといけない。
でも、本作では作り込みされていないので、「カシマさん」の怖さが半減になっています。
リアルに存在する怪談や都市伝説を取り扱うのであれば、それらにオリジナル要素を追加して起承転結に耐えうるものに昇華させないと、物語が成立しない。
そのことを改めて思い知らされました。
レビューや評価
特徴も無くなんでもいいのでインパクトが欲しかったです。
YAHOO!映画
今回のネタバレなし感想のまとめ
悪くはないけど、だからといって、良いって訳でもなく。
時間があれば、コーヒー片手にどうぞって感じの映画でした。
あと、秋山莉奈さんがお好きであれば、要チェックかな?
という事で、ここまでは『カシマさんの呪い -封印された都市伝説-』のネタバレなし感想でした。
これより下には、ネタバレありの感想を書いております。おっさん999のネタバレあり感想に興味がおありの方については、本作の鑑賞を終えた方のみ、ネタバレありの感想に目を通して頂けると幸いです。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
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『カシマさんの呪い -封印された都市伝説-』のネタバレあり感想
そんな訳で、ここからはネタバレを含んだ、おっさんの感想を書き連ねていきたいと思います。

訳のわからないラスト
主人公が部長になって、カシマさんの作品を販売し、カシマさんの呪いを拡散させるっていうラストかぁって思っていたら。
面接にやってきた女性が「カシマレイコ」と名乗って終わりという、とんでもないエンディングでした。
直前のシーンで、主人公がカシマさんに対し「あんたの名前なんかない!存在しないんだから!」と叫んで、カシマさんを撃退している訳ですね。
それまで主人公が2度にわたり、彼女の名前を伝えているのに、それでも彼女は自身の名前を認識できずにいる。
だから、最後の面接シーンで自分の名前を呟くのは、かなりおかしいんですよね。
このシーンの正解は「わたしの名前は?」と主人公に尋ねるというもののはずです。
主人公の「あんたはいない!」に対して、「いや、わたしはいるのよ」と示したいのはわかります。
でも、その場合も、自分の名前がわからない状態であることは当然です。
もっというなら主人公の隣で死んでしまった女性先輩社員の服を着ていた方が、先輩社員の死体が喪失した理由にも繋がる訳ですし。
ラストがイマイチ納得できなくて、本当に残念な映画でした。
という訳で、今日はここまで。
本当に最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!