
映画好きな四十郎のおっさん999でございます。
今回は、スティーヴン・キングの短編小説『トウモロコシの子供たち(チルドレン・オブ・ザ・コーン)』を映像化した、『スティーヴン・キング エイジ・オブ・パンデミック』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。
『トウモロコシの子供たち(チルドレン・オブ・ザ・コーン)』は、これまで、日本未公開作品も含めると、10回も映像化されており、本作は11度目の映像化となっております。
監督は『リベリオン』『ウルトラヴァイオレット』のカート・ウィマー。
原作小説に忠実……ではなくて、大幅にアレンジした作品のようです。
ちなみに、私は、映画シリーズ3作目にあたる『スティーブン・キング/アーバン・ハーベスト』を子どもの頃に鑑賞しただけで、原作小説も未読状態で、本作を鑑賞しました。
目次
『スティーヴン・キング エイジ・オブ・パンデミック』について
原題:『CHILDREN OF THE CORN』
製作:2023年アメリカ
日本公開日:2024年2月2日
上映時間:1時間32分(92分)
オススメ度:★★★☆☆(三つ星)
年齢制限:R15+
予告編動画
簡単なあらすじ
アメリカ・ネブラスカ州にある町ライルストーンは、かつてはトウモロコシの栽培で栄えていたが、今は見る影もなかった。
大企業に勧められた遺伝子組換えと除草剤を使って、トウモロコシ畑を復活させようとしたものの、大失敗。
結果、ライルストーンの経済は回らないようになってしまい、大人たちは気力を失っていた。
ある日、ボイドという少年が、トウモロコシ畑のすぐ近くにある孤児院の職員を次々と襲撃。
駆けつけた保安官と農夫たちは、ボイドを制圧しようと、孤児院の中に他の子供達がいることを知りながら、家畜用の麻酔ガスを送り込む。
そして、ボイドを含む、孤児院にいた子どもたちが命を落としてしまうのだが、大人たちは、意に介していない。
孤児院に身を寄せていたイーデンという少女は、一部始終を見ていた。
そして、ある出来事がきっかけで、イーデンは、大人たちに見切りをつけて、子どもたちを率いて、粛清を始めるのだった。
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スタッフ
監督・脚本・製作総指揮:カート・ウィマー
原作:スティーヴン・キング『トウモロコシの子供たち』
製作:ジョン・バルデッチ、ルーカス・フォスター、ダグ・バリー
製作総指揮:ラルフ・カンプ、ドナルド・P・ボーチャーズ、ケリー・ナカモト、パスカル・ボーノ、アンドレ・ゲインズ、スティーブン・ヘイズ、ピーター・グラハム
編集:バーナー・グウィン、トム・ハリソン=リード、マーリン・エデン
美術:ピーター・バクスター
音楽:ジェイコブ・シェイ、ティム・カウント
キャラクター:キャスト
イーデン:ケイト・モイヤー
ブーリン:エレナ・カンプーリス
ロバート:カラン・マルヴェイ
牧師:ブルース・スペンス
カルバン:スティーブン・ハンター

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おっさんのネタバレなし感想
古き良きB級映画の雰囲気がする
巷の評判は、結構、散々だったりする本作ですが、個人的には結構、楽しむことができました。
1990年代のB級ホラー映画の匂いを、そこはかとなく感じることができる作品で、若い方には厳しいかもしれないですが、40代以上の世代の方だと、それなりに面白く鑑賞することができるのではないでしょうか。
目新しい演出やアイデアは登場しません。
また、状況説明や背景など、劇中で明示される情報は、必要最低限となっております。
子どもたちの反乱を中心にストーリーが構築されているので、見やすく、気分が悪くなるような場面も、多くは登場しない。
かなり割り切って製作されている映画です。
面白いかどうか……よりも、好きか嫌いか、で分かれるタイプの映画なのかもしれません。
私は、この映画、結構、好きだったりします。
雰囲気系ホラー映画
スティーヴン・キング原作の映画なので、視覚的なホラーではなくて、心理的なホラー映画となっております。
そのため、ビジュアルメインのホラーを期待してしまうと、ガッカリしてしまいます。
トウモロコシ畑に棲んでいるクリーチャーは終盤にならないと登場しないし、そもそも、それほど多くは登場しない。
西洋的なホラーが好きな方には、物足りない構成になっております。
私のように、不気味なホラーが大好きな方にとっては、本作は結構、怖く、面白く鑑賞することができると思います。
余分な部分は削ぎ落とされており、序盤からずっと不穏な空気感が漂う本作。
雰囲気系ホラー映画が好きな方には、個人的にオススメしたい作品でございました。
観客の想像力で補完していくホラー映画
本作は、起承転結でいうところの「起承」が、意図的に省かれているように感じます。
映画の序盤で、ダイジェスト的に「起承」の部分が簡単に描写されているものの、本作のストーリーは「転結」で構成されております。
映画の展開に関して、直接的な説明が観客には示されないので、序盤で描写された「起承」から、観客は想像力を膨らませ、劇中に登場する「唐突さ」を解消していくことになります。
ある場面があったとして、そこから情報を読み取り、「こういうことが、町のあちこちで起きているのかな?」と推察しながら、鑑賞していく……そんな映画だと、私は思います。
とにかく、素直に映画を鑑賞していくと、説明不足で、「どゆこと?」状態に陥ってしまうので、想像して補完していかないと、面白く鑑賞できない……そういう系統の映画ですね。
口コミレビューや評価
下記サイトで『スティーヴン・キング エイジ・オブ・パンデミック』レビューや評価をチェック!
今回のネタバレなし感想のまとめ
イーデンを演じる子役の俳優さんが、とにかく凄いですね。
本作は、俳優さんのパワーも凄まじく、個人的には、あっという間の90分でした。
胸糞場面が少なくて、見やすかった点も、とても良かった。
わかりやすいホラー映画ではないので、オススメしにくい作品ですが、私は大好きな映画ですね。
という事で、今回は『スティーヴン・キング エイジ・オブ・パンデミック』のネタバレなし感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
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