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『AFFLICTED アフリクテッド』というPOV映画のネタバレなし感想
(C)2013 HEMOGLOBIN PICTURES LTD.
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ども、映画好きな四十郎のおっさん999です。

今回は、POV方式で撮影されたホラー映画『AFFLICTED アフリクテッド』のネタバレなし感想を書いていきませぅ。

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『AFFLICTED アフリクテッド』について

原題:『AFFLICTED』
製作:2014年カナダ、アメリカ
日本公開日:2015年1月27日
上映時間:1時間22分
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)

予告編動画

簡単なあらすじ

デレクと友人のクリフは、世界中を旅して、その様子をブログや動画サイトにアップする「The end of the Earth」という企画を立ち上げる。

その直後にデレクの脳に病が見つかるが、デレクは旅行を決断する。

旅をスタートさせて7日目。

現地でコンサートを開くアーティストとして活動する友人たちと合流した二人。

デレクはその日の夜に、魅力的な女性と出会う。

意気投合したらしいデレクたちは親密になり、そのままデレクが泊まっているホテルの部屋へ。

同じくホテルに戻ったクリフたちは、デレクを冷やかしてやろうと考え、デレクの部屋へ突撃する。

だが、部屋には顔に傷を負い、肩から血を流しているデレクが倒れているだけだった。

その日を境に、デレクの体調に妙な変化が訪れるようになる。

今回利用した動画配信サービス

Amazonプライムビデオ

アマゾンのプライム会員であれば、無料で視聴する事ができます。ただし、配信期限があるので、興味がおありであれば、可能であれば、お早めの視聴をオススメいたします。

本作を視聴できる動画配信サービス

U-NEXT

見放題にて配信中。2020年10月31日までの期間限定配信。本ページの情報は2020年5月2日時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

スタッフ・キャスト(出演者)

監督・脚本・出演:クリフ・プロウズ、デレク・リー

製作総指揮:ジェイソン・ドーズウェル、ブライアン・カヴァナー=ジョーンズ、スチュアート・フォード、ザック・パシャック

音楽・出演:エド・ヴァン・ブリーメン

出演者:バイヤ・レハズ、バンジャマン・ゼトゥン、ザック・グレイ



「AFFLICTED アフリクテッド」の意味

AFFLICTED(アフリクテッド)の意味は、「苦しんでいる、悩んでいる」「苦しんでいる人々」というようなものになります。

映画を観終えてから、このタイトルを振り返ると、「確かに!」と納得できるものですね。

ちなみに、ゲーム会社カプコンから発売されている『バイオハザード リベレーションズ2』には「アフリクテッド」というクリーチャーが登場しており、こちらでは「負傷者」という意味合いで使われているようです。

おっさんのネタバレなし感想

不気味な雰囲気のフェイクドキュメンタリー映画

POV形式で製作された本作は、フェイクドキュメンタリー映画となっております。

フェイクドキュメンタリー(モキュメンタリー)作品というのは、観客に与えられる情報が必要最低限しかなくて、必然的に観客が細部を想像で補完していかないといけないんですよね。

そして、本作では、視覚的な恐怖描写はあまりなくて、観客の想像力に恐怖を委ねる形になっています。

もちろん、ビジュアル的なホラー部分も存在しておりますが、それに頼ることをしていない点が好印象。

視覚的ホラーと心理的ホラーのバランスがとても良い、雰囲気映画となっております。

思っていたよりも悪くないB級ホラー映画でございまして、POV映画に拒否反応がなければ、オススメできる作品でございました。

変容していく恐怖を描くホラー

序盤の展開こそ、かなりコミカルなのですが、じょじょに非日常が自分たちを蝕んでいくという怖さを楽しむことができます。

このゆっくり展開については、好みが出ると思いますが、私はちょうど良かった。

早すぎることもなく、遅すぎることもなく。

「うわぁ……」って、なんか鳥肌が変にでてくる、不思議な映画でございましたね。

POV形式の映画ならでは臨場感も相まって、なかなか不気味な映画に仕上がっております。

リアリティー不足なPOV映画

フェイクドキュメンタリー映画は、ある程度のリアルが必要になります。

「これは本当にあるかも??」「もしかしたら、自分もこんな状況になるのでは??」という恐怖を抱かせることが大切なんですよね。

ところが、本作の場合、リアリティーの部分を置いてけぼりにしている感があります。

例えば、カメラ撮影の動機づけ。


最初の方は納得できるのです。しかし、後半になると、とある事情で、じょじょにその動機が失われていってしまう。

また、観客が観ている映像は編集された状態なんですよね。

そうなると、誰が編集したのかが気になるところ。もちろんデレクだろうと思うのですが、それどころではない状況の彼が丁寧に動画の編集作業をする……という部分が引っかかります。


POV形式で撮影するから、フェイクドキュメンタリーという体裁にしたようで、ドキュメンタリー作品として作り込まれていない点が、とても残念です。

デレクのブログにアップした映像が気になって、誰かが追跡調査をするとか、誰かから送られてきたデータを加工して公開したとか、簡単でも良いので、もうちょっと考えて欲しかったですね。

B級ホラー映画としては及第点なのですが、フェイクドキュメンタリー映画としては、クオリティーは高くありません。

グロ描写はないけど汚い・痛い

グロテスクな描写は、それほどありません。一部存在しておりますが、数は多くないですね。

なので、グロ描写が苦手な人でも、ある程度は大丈夫かな?というところ。

でもですね、この映画は、グロ描写より、痛々しいシーンが多い感じです。

反射的に「痛い痛い痛い!」って言っちゃうような、そんな場面が結構でてきます。

また、嘔吐シーンが意外と多くて、シーン的に汚い。

生理的嫌悪を抱く方も多いと思うので、この点は注意が必要です。

レビューや評価

アイデアはいいけど、アイデアどまりなんですよね

Yahoo!映画『AFFLICTED アフリクテッド』

とっとと病院にいけよ。警察にいけよって思ってしまうね。

Yahoo!映画『AFFLICTED アフリクテッド』

ゾンビよりたちが悪い。

Yahoo!映画『AFFLICTED アフリクテッド』

今回のネタバレなし感想のまとめ

POV形式のホラー映画に拒否反応のない方には、オススメできる映画でございます。

ただ、過度な期待は禁物。あくまでB級映画ですからね。期待しないで鑑賞した方が良いです。


という事で、今回は『AFFLICTED アフリクテッド』のネタバレなし感想でした。

そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさん999でした。

それでは、しーゆー!

ネタバレあり感想

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