
ども、映画好きな四十郎のおっさんです。
今回は、先日ご紹介したPrime Video スタンプラリーでゲットしたクーポンを使って購入した映画『セブン・ナイト・イン・アサイラム』をご紹介します。
わたしは全く存じ上げない映画だったのですが、価格が524円でしたので、とりあえず購入。
あらすじや予告編をチェックせずに、事前情報なしで鑑賞。
そんな訳で、『セブン・ナイト・イン・アサイラム』のネタバレなし&ネタバレあり感想を書いていきませぅ。
って、Amazonの商品ページみたら、入荷までに1ヶ月から2ヶ月時間かかりまっせって変更になってて、ビックリしました。
もしかして、おっさんが購入したから……なのか??
目次
『セブン・ナイト・イン・アサイラム』概要
原題:『7 NIGHTS OF DARKNESS』
製作:2011年アメリカ
日本公開日:???
上映時間:91分
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)
予告編動画
あらすじ
閉鎖された精神病院「オハイオ・コテージ」で、1本のリアリティ・テレビ番組が撮影されることになった。
一般から参加者を募り、7日間、番組側から提示された課題をこなしつつ、廃病院で生活し、見事、全日程をクリアできた参加者たちが100万ドルを山分けするという番組。
最初は、特になんの問題もなく、時間を過ごす事ができた。
しかし、2日目の降霊実験を境にして、異常現象が発生し始める。
さらには、参加者が一人ずつ、姿を消していく。
この「オハイオ・コテージ」には、一体、何が住み着いているのだろうか。
スタッフ・キャスト(出演者)
監督・脚本・製作・出演:アレン・ケロッグ
キャスト(出演者):メレディス・コーチャン、ラリー・ネーリング、ジェニファー・ホフマン、トム・スペリーJr、アンドリュー・リチャードソン

セブン・ナイト・イン・アサイラム LBXC-105 [DVD]
おっさんのネタバレなし感想
『グレイヴ・エンカウンターズ』には及ばない
DVDのジャケット裏には「大ヒット作『グレイヴ・エンカウンターズ』に続く最恐ホラー登場!」と書かれています。
確かに作品の舞台といい、作風といい、『グレイヴ・エンカウンターズ』に似ています。
しかし、残念ながら『グレイヴ・エンカウンターズ』の方が、一枚うわてでございました。
POV形式のフェイクモキュメンタリーで、お蔵入りしたTV番組の映像という設定なのだから、『グレイヴ・エンカウンターズ』のように、公開するにあたり、オンエアできるように編集しました、という姿勢が欲しかった。
映像と映像のつなぎが雑だし、これでTVオンエアするの??ってくらい、編集が適当すぎました。
そのあたりが、すごく気になってしまいましたね。
雰囲気系ホラー
低予算映画にありがちなのですが、低予算であるがゆえに、お金をかける部分が限定されてしまい、結果、雰囲気ホラーになる事がよくあります。
そして、それは、割と高い確率で、良い方向に転じる事が多い。
この作品もホラー描写をお手軽に済ませている部分と、しっかり作り込んでいるところがあって、意外なことに、ちゃんとホラー映画していました。
舞台が病院っぽくないのが残念である一方、不気味な雰囲気を味わう事ができるため、最後まで問題なく、鑑賞することができる、良質なB級ホラー映画でしたね。
良いところ
粗さはあるけど、しっかりしてる
先程も書きましたけど、全体的にしっかりした構成になっています。
粗さはもちろん散見します。
しかし、低予算で作品を製作しようとしている意思がはっきり汲み取れる、好印象な作品でした。
CGを使用する場面と、そうでないシーンを、はっきり区別して、ちゃんと演出を施している作品で、個人的には、良い拾い物をした気持ちでございます。
悪いところ
物語展開が単調すぎる
基本的なストーリー展開が、ひとつのテンプレートにはめ込んでいて、面白みに欠ける点が気になりました。
劇中にて、途中で、一人の男性が抜けようとするシーンがあります。
本来なら、そこで男性が抜けようとして……と物語が展開しても良かったはずなんですね。
このシーンは中盤くらいに存在していたので、このあたりから劇的にストーリーを転がしても良かったのにって感じました。
わたしは、「いよいよか!」ってワクワクしちゃったのでね。
ワクワクを返してよ!
登場人物が多すぎる
本作最大の過ちは、多すぎる登場人物でしょう。
人数が多くなる場合、『グレイヴ・エンカウンターズ』のように、各キャラクターに役割を与えないと、ワチャワチャしちゃうんですよね。
名前が多いと、誰の事いっているのか、全くわからないので、不必要なところで、頭を使わないといけないから大変です。
レビューや評価
片手間で何か見たいけど怖い思いはしたくない時におすすめ
YAHOO!JAPAN映画
キャストが皆個性的で、ストーリーも結構面白くて、地味に癖になる映画。
YAHOO!JAPAN映画
日本ホラーが好きな人は好きな作品。思いっきりバケモン!って感じのが出てくるわけでもないし、POVにありがちな思わず失笑…な部分は少ないはず。
YAHOO!JAPAN映画
今回のネタバレなし感想のまとめ
POVタイプの映画と雰囲気系ホラー映画が好きで、日頃からB級C級映画を嗜んでいる方であれば、チャレンジしてみても良いかな?って感じの映画です。
DVDの購入は、よほどの物好きな方でなければ、オススメしないかも。
私は、ぶっちゃけ、購入して良かったって思っちゃいました。これだから、B級C級ホラー映画漁りはやめられまへんな。
という事で、ここまでは『セブン・ナイト・イン・アサイラム』のネタバレなし感想でした。
これより下には、ネタバレありの感想を書いております。おっさん999のネタバレあり感想に興味がおありの方については、本作の鑑賞を終えた方のみ、ネタバレありの感想に目を通して頂けると幸いです。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
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ネタバレあり感想
そんな訳で、ここからはネタバレを含んだ、おっさんの感想を書き連ねていきたいと思います。

こんな親は嫌だ!
という親が登場します。名前はジョン。
幽霊は信じないという彼は、最初こそ頼りになりそうなのだけど、どんどん子供になっていく。
番組が仕込んだサクラであると明かしたランディーに、彼こそが本来、もっと真剣に話を聞くべきだったのに……。
結果、みんな病院に取り込まれてしまうことに。
自分勝手に行動する彼には子供がいるようで、1日の締めくくりに、ビデオを通して子供にメッセージを送っている訳ですが、私が子供なら、こんな親の姿は見たくないし、軽蔑してしまうわー。
このような人物になりたくないという反面教師にできそうです。
不要なエンドクレジット後の映像
本作一番残念だったのは、スタッフロールが終了してからのジョンの映像です。
これまでは、不十分な再現ではあったものの、リアリティ番組を模した体で話が進んでいました。
しかし、この最後の映像は、明らかにPOVではなく、誰か別の人物が撮影しているんですね。
このシーン、ジョンがカメラに向かって「これでいいかな??」ってニヤリと笑ってエンドだったら、全てフィクションの映画であるとわかって、それこそキレイに終わったのに。
最後の場面については、明らかに蛇足であり、リアリティ番組の設定さえも壊れてしまった。
人数の多さよりも、この最後のシーンが一番の問題です。
死んだらお金が使えない
ランディーが皆に言った言葉で印象的なのが「死んだらお金が使えないんだぞ!」です。
これ、多くの日本人に伝えたい言葉ですね。
現代人にとって、一番価値あるものが「お金」って言う人がいるんですよね。
でもね、お金は、自分にとって必要なものを交換するためのツールな訳ですよ。
単なるツール、しかも、それ単体には何の価値もないものを一番に有り難がるのはナンセンスだと、わたしは思います。
お金に一番価値があるってなると、お金のために働いてしまうんですよね。
もちろん、お金は大切です。税金を払わないといけないしね。
でも、お金のために生きていて、それは幸せなのだろうか?
意外と深い言葉が登場して、おっさんは驚いておりますぜ。
胸に刻んでおきたい言葉です。
という訳で、今日はここまで。
本当に最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
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